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     July 6, 2008   マドリード旅行ガイド > マドリッドの歴史        お気に入りに追加する        友達にこのサイトを紹介する
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マドリッドの歴史  


17世紀:
プエルタ・デル・ソル-アルカラ通り-フエンカラル通り-サン・ベルナルド通り-コンデ・ドゥケ-トレド橋
17世紀後期から1735年ごろまで、スペイン帝国およびルネッサンス様式は衰退期に陥り、チュリゲラ、リベラ、モラディージャ、その他の建築家たちの出現によってその退廃は確実なものになった。スペインブルボン朝の始まりはマドリッドのバロック建築の導入であった。まさにその例となるのが、アルカラ通りのサン・ホセ教会、フエンカラル通りの孤児院の玄関、サン・ベルナルド通りのモンセラット教会、コンデ・ドゥケ文化センターの玄関、そしてマンサナレス川にかかる豪華なトレド橋である。これらは全てリベラによって建てられ、その中のいくつかはモラディージャが仕上げをした。

ソル - アルカラ
このコースではカルロス3世の治世下に建てられた新古典派主義の建造物が見られる。カルロス3世の建築家とはサバティーニ、ビリャヌエバ、そしてベントゥーラ・ロドリゲスである。プエルタ・デル・ソルにあるゴベルナシオン(内務省)として有名な建物はこの独持の様式の例であり、もとは中央郵便局として建てられたものである。有名な時計台をもつ塔は(その特徴的な時計はロンドン人がビッグ・ベンを知るのと同じくらいマドリッドの人々の間でも親しまれている)19世紀になって付け加えられた。アルカラ通りの入り口の左手にある堂々とした建物はかつて王家の税関であったが現在は財務省のオフィスが入っている。この通りを進んでその隣に立つ建物は王立サン・フェルナンド美術アカデミーで、その数メートル先にはカラトラバス教会がある。アルカラ通りをさらにずっと下っていくと、シベレス(大地の女神)の噴水まで来る。この一連のミカエルによる彫刻品は、いくつかのマドリッドの最も有名な写真のポストカードの主題になっている。最後にアルカラ門がある。この記念建造物であるアーチ型の門は1778年、カルロス3世のためにサバティーニとミカエルが建てたものである。

ソル - 植物園 ― レティーロ
プラド通りに沿って少し歩いたところに「四季」と「ネプチューン」として知られる二つのかわいらしい噴水がある。プラド美術館はその道をもう少しだけ行ったところの左手にある。この新古典派主義の大建造物はカルロス3世の治世にフアン・デ・ビリャヌエバによって作られ、もとは自然科学博物館として設計されていた。その完成の後フェルナンド7世の治世に絵画美術館として使われた。北門の向かいにはベンジウレによるゴヤの彫刻がある。北門へはスニョールが彫刻した寓意的な作品群で仕上げられた両側の広い階段によって導かれる。プラド通りに面している正門は14のアーチをもつ中央のアーケードを持ち、様々な像や肖像画などの円形浮き彫りで飾られている。マリーナスによるベラスケスの像が正面の庭にある。そして南門の向かい、植物園へと続く入り口の正面にはムリーリョの像がある。

足取りはプラド美術館からレティーロ公園へと向かい、その途中ヘロニモス・レアレス教会を通り過ぎる。この15世紀の修道院は19世紀の間に大幅に修復された。スペイン王位後継者は伝統的にまさにここで、この教会の身廊でアストゥリアス王子の称号を受け取っていた。カソン・デル・ブエン・レティーロと戦争博物館という旧ブエン・レティーロ宮殿の一部であった両建造物は2、3メートルの距離にあり、それらの隣には王立スペイン語アカデミーが建っている。レティーロ公園の中には初期のスペイン王や王妃たちの記念碑として創られた新古典派主義の像が通りに沿って配置されている。フアン・デ・ビリャヌエバが1790年に建てたマドリッドの展望台はサン・ブラスの丘にある。

ソル ー オリエンテ広場 - サン・フランシスコ - プリンセサ
王宮はマドリッドで見られる新古典主義建築のなかで疑いなく最も見事な作品である。外側はイタリア様式で、内側はとてもフランス様式になっている。王宮は1734年の火事によって崩壊した旧アストゥリアス城の跡地に建てられた。下地図面はサチェッティが描いたが、ベントゥーラ・ロドリゲスも最後の作業にはかなり協力した。グアダラマの花崗岩とコルメナールの石灰岩で作られている。火災から30年後の1764年12月1日、カルロス3世は初めて王宮の部屋で暮らし始めた。この王宮は現在ヨーロッパで最も素晴らしい宮殿の一つだとされている。そこに見られるのは堂々とした階段、ヒアキントによって描かれた天井画、フランドルの見事なタペストリーが飾られた斧槍兵の部屋、ヒアキントの描いた天井画や数々の絵画と芸術作品の置かれた、柱で飾られた応接間、カルロス3世が最初に住んだ三つの部屋(小さな応接室、控えの間、ガスパリーニの間)からなる王の豪華な部屋、それから全て有名なブエン・レティーロ磁器の装飾品と家具で飾られた磁器の間、当時のまま残されているアルフォンソ8世とその妃のプライベートルーム、そして最後に、ティエポロ(1764)の描いた荘厳な天井画ともともと旧アルカサルを装飾するために鋳造された二匹のライオンのブロンズ像の置かれた王の公式謁見室である。王宮中が絵画、彫刻品ロココ式家具、そしてブエン・レティーロやセーブル、またザクセン製の磁器の数々であふれている。王室の薬局はとてもおもしろい。特に元の姿のまま残されているからである。また武器博物館、馬車博物館、ゴシック様式のタペストリーの展示、マリア・クリスティーナ妃の部屋も訪れるべきである。
アルムデーナ大聖堂は王宮の左手に建てられ、王宮と同様の新古典派主義の正門を持つ。高架橋からは旧マドリッドの時代からずっと見ることのできた素晴らしい眺めが得られ、その高架橋を越えバイレン通りを沿っていくとサン・フランシスコ・エル・グランデ教会にたどり着く。直径約32メートルの丸天井をもつこの教会の内部は、ゴヤ、ゴヤの義弟バジェウ、マエ―リャ、その他の18世紀の画家たちによって装飾された。何年かは王室の殿堂として使われていた。バイレン通りを戻ってスペイン広場を越えるとプリンセサ通りに出る。この通りにはベントゥーラ・ロドリゲスがデザインした二つの見事な建物がある。1770年にアルバ公爵の住まいとして建てられたリリア宮殿と、サン・レオナルド通りを上がったところにあるサン・マルコス教区教会である。

ロマン派マドリッド
19世紀:
プエルタ・デル・ソル -イサベル2世広場 - マリーナ・エスパニョーラ広場 - プエルタ・デ・トレド 
マドリッドにおけるいわゆるロマン主義やイサベル様式は18世紀の前半にあたる。もしくはカルリスタ戦争として知られる2回にわたる内戦の間に当たる30年間にあてはまると言ったほうがいいかもしれない。確かなことはこの時代の公共の建物も宮殿も、いずれの様式には当てはまらないということだ。この時期の全ての建物は主に以前の様式から影響を受けている。マドリッドのロマン主義は家具や装飾、手芸品、文学、絵画、そして劇文学などによく表されている。19世紀初期に建てられた素晴らしい建物の一つにオリエンテ広場に置かれた王立劇場がある。これは1850年サンタ・エリザベスの祝祭日のオープンに間に合うようにナバエスが完成させた。Adlina Patti からGayarreに及ぶこの時代の全ての一流オペラ歌手はこの劇場で聴くことができた。旧上院と、スペイン王位にブルボン王家を復活させたカノバスの記念碑は近くにあるマリーナ・エスパニョーラ広場で見ることができる。同じ名前の広場の中央にあるプエルタ・デ・トレドはフェルナンド7世のために建てられ、これはこの時代の典型的なモニュメントのわかりやすい例である。

プエルタ・デル・ソル - サン・ヘロニモ通り - フェリペ4世 - リベルタ広場 - シベレス - レコレートス
もう一つの素晴らしいイサベル建築は国会議事堂である。プラド通りに沿って行くと王立スペイン語アカデミーのあるフェリペ4世通りに着く。プラド通りから外れてリベルタ広場の左手には五月二日の英雄たち、つまりナポレオンに対するスペイン蜂起の指導者たちの記念碑がある。その先には19世紀の終わりにかけてギリシャ神殿の様式で作られた証券取引所がある。シベレスの噴水に面したプラド通りの左の角にある印象的な建物はスペイン銀行である。その通りの右側には海軍本部と中央郵便局の建物がある。レコレートス通りの勧業銀行はかつてサラマンカ侯爵の邸宅であった。彼が作り上げた地区にはサラマンカの名がつけられている。イサベル2世の時代に建設された最も重要な建物でこのツアーを終えることにする。1892年にアメリカ大陸「発見」の400周年を記念して開かれた図書館・博物館である。これは今日までなおマドリッドの最も壮大な建造物の一つとなっている。その中には国立考古学博物館、国立図書館、アートギャラリーが入っている。

現代のマドリッド
アト―チャ - プラド - アルカラ - グランビア - スペイン広場 - モンクロア - 大学都市 - カステリャーナ通り
マドリッドにはこの50年間で、建物の拡張だけでなく暮らし方においても数多くの変化を経てきた。華やかな1920年代の前はマドリッドは見かけにおいてもその習慣においてもカトリックの街であった。しかし1914年から18年の第一次世界大戦の後、豪華な建築ははっきりしない様式をとり始めた。ここ数年は長引く経済危機に苦しんでいた。これからいくつかの建物について言及しよう。アトーチャにある農林水産省、アルカラ通りにあるイスパノアメリカ中央銀行と王立サン・フェルナンド美術アカデミー、グランビアにある電話局とビル群、コロン広場のヘレスの塔、スペイン広場の二つの超高層ビル、モンクロア広場の新エレリアーノ様式の空軍本部と記念碑である凱旋門、そこからはカサ・デ・カンポのベラスケスの展望台が感嘆される。カステリャーナ通りにあるピカソ広場とバグアーダVaguadaは現代建築の興味深い例である。



 
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